スペシャルコンテンツ

講堂(第1期 1965年竣工)

 講堂は本館とブリッジで結ばれています。
 本館は特異な形で大学セミナーハウスの象徴的な建物として設計されましたが、一方講堂はシェル型の屋根などを用いて丘の地形に溶け込むような造形が展開されています。
 シェル構造の屋根は、対角線の2点の柱で支持され、ヤジロベエのようにバランスを取って吊る構造になっています。現在は樹木が生い茂り見えませんが、西側の富士山の方向には柱を立てず大きく開放できるようになっていました。

屋根を支持する片側の柱。反対側に同様の柱がある

緑に囲まれた北西側の通路

雪に覆われた講堂

講堂は最大150名が利用できる

軒下から見える富士山。現在は冬の間だけ見ることができる

かつての入り口付近。ドアからすぐ外にでられる仕様。現在はガラス戸が周りを囲っている

入り口に残る渦巻き型把手

天井にある反響板。完成当初よりあり、シェル型の天井の反響音が一点に集中せず拡散する