セミナー・イベント

古田武彦記念古代史セミナー2024 【ハイブリッドで開催】
2024年11月9日(土)~10日(日) 開催

日程 2024年11月9日(土)~10日(日)
参加対象 古代史に関心のある方ならどなたでも参加できます。
開催形式 会場参加とZoomを用いたオンライン参加の同時双方向型の
ハイブリッドセミナー
定員 ◇オンライン参加 100名    ◇会場参加 50名
参加費 【オンライン参加】
 7,000円、学生(会員校2,000円、一般校3,000円)
※参加費には資料代、消費税を含みます。
【会場参加】
16,000 円、学生(会員校7,000 円、一般校9,000 円)
※参加費には宿泊・食事代・資料代、消費税を含みます。
お支払い方法 ❶クレジットカード払い……後日お支払い用リンクをお送りいたします。
(VISA・MasterCard・JCB・AMRICANEXPRESS・ Diners Club International・Discover)
❷銀行振り込み……後日振込み先情報をお送りいたします。
❸会場参加の方は、当日会場でもお支払いいただけます。
※現金またはカード払い
(VISA・MasterCard・JCB・AMRICANEXPRESS・ Diners Club International)
会場 大学セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1)
※交通案内はこちら
申込方法 お申込みの受付はこちらから
「古田武彦記念古代史セミナー2024申込みフォーム」
申込締切 2024年10月15日(火)
主催 公益財団法人 大学セミナーハウス
共催 多元的古代研究会、東海古代研究会、東京古田会、古田史学の会
【ハイブリット方式での開催について】
今年度もインターネットを利用したオンライン参加者と直接セミナーハウスにご来館いただく会場参加者が同時双方向で交流できるハイブリッド方式でのセミナーを実施すべく準備を進めています。
インターネットを使える環境があり、カメラ付きのパソコンをお持ちの方は、御自宅等からインターネットを使ってオンライン参加して頂くことが可能です。
オンライン参加が困難な方や直接講師や参加者との交流をご希望の方は、会場参加をお勧めいたします。
御不明な点がありましたら、事務局(042-676-8512)に御相談ください。
 

■開催趣旨 古田武彦記念古代史セミナー2024
     「論理的、科学的、客観的に史実に迫ろう」

  「古田武彦記念古代史セミナー」は、今回が7回目になります。近年のテーマは、卑弥呼の時代(3世紀)、倭の五王の時代(5世紀)、「日出づる処の天子」の時代(7世紀)と続き、前回は「倭国から日本国へ」をテーマにしました。今回は、前回と同じテーマ「倭国から日本国へ」を東アジア外交の視点から掘り下げてみようと考えました。
 古代史学においては「史実」の解明が基本であり、そのための作業即ち「証明」は論理的、客観的、科学的であり、当然のことながらevidence-basedでなければなりません。「史実」には、「When」「Where」「Who」「What」「Why」「How」などの要素が含まれますが、最初の4つは客観的情報であり、論理的、科学的かつ十分な説得力を持つ証明によって確立されなければなりません。先ず客観的に「史実」を確定し、それを各自の歴史観に基づいて解釈したり評価したりすべきです。屡々「歴史観」が「史実」に先行する議論が行なわれているのは何としたことでしょうか。典型的な例として、「魏志倭人伝に「邪馬壹国」と記されている国」が九州にあったことがいまだに「史実」と認められていないのは何故か、その原因を冷静に見極める必要があります。
 当然のことながら、議論の前提は客観的でなければなりません。客観性のない前提から出発する議論には、その前提を認める者しか関心を示さないからです。客観性のある前提から出発して、論理的、科学的で誰もが理解出来る議論の結果として「史実」に迫ることが期待されます。
 今回のセミナーでは、東アジア外交の視点から「倭国」と「日本国」に焦点を合わせることにより、7〜8世紀の真実の歴史に迫りたいと思います。
 セミナーは、『天智朝と東アジア―唐の支配から律令国家へ』(NHK出版 2015)で知られる中村修也先生の特別講演をお聴きした上で、古田先生の古代史学の研究方法と研究成果を再確認しながら、倭国から日本国への移行に関するevidence-based historyについて建設的な議論が盛り上がることを期待しています。そのために、今回も講演とパネルディスカッション及び質疑応答を組み合わせる構成にしました。
このセミナーは、研究者のみならず、古代史に関心を持つ全ての人を歓迎します。このセミナーが、若い人々が真実の古代を覗く窓になれば幸いです。
このセミナーは、大学セミナーハウスと多元的古代研究会、東海古代研究会、東京古田会及び古田史学の会が共同で開催します。【実行委員長 荻上紘一】 

■特別講演 「唐の羈縻政策と白村江の戦い後の日本」    
          中村 修也(文教大学教授)

 660年に百済は唐・新羅連合軍によって滅亡させられ、663年に百済救援に出向いた日本軍は朝鮮半島の白村江の戦いに敗れた。しかし、唐は日本には進出せずに平和裏に日本は律令を導入して、中央集権国家を築いていった。このように私たちは日本史学習において教わる。だが、これは戦争の原則からは遠く離れた考えである。敗戦国が戦勝国に何も要求されないということがあるであろうか。もし、そのようなことがあれば、戦勝国は戦っただけ無駄であったことになる。そのような目で日本書紀を読みなおすと、いろいろと矛盾点が見つけられる。そして、敗戦国日本を背負った天智の苦悩も見え隠れする。天智称制、朝鮮式山城の設置、近江遷都等、これまでとは異なる考え方でアプローチしていく必要があるのではないでしょうか。

中村 修也先生プロフィール

1959年、和歌山県生まれ。1989年、筑波大学歴史・人類学研究科博士課程単位取得終了。2001年、博士(文学)1989年京都市歴史資料館勤務。1994年文教大学教育学部勤務。現在に至る。専攻は日韓古代史、茶の湯の歴史。
主な著書は、『偽りの大化改新』(講談社、2006年)、『白村江の真実 新羅王・金春秋の策略』(吉川弘文館、2010年)、『天智朝と東アジア 唐の支配から律令国家へ』(NHK出版、2015年)、『戦国 茶の湯倶楽部』(大修館書店、2013年)、『千利休 切腹と晩年の真実』(朝日新聞出版、2019年)など。

「古田武彦記念古代史セミナー2024」がめざすもの         大墨伸明委員

■講演

【基調講演】 

■七世紀・日本書紀の巻分類の深化                              谷川 清隆
【要 旨】
壬申の乱の内実は『書紀』記事とは異なるのではないか。それは進駐軍の羈縻支配の継続を隠蔽するためには必然の修飾である。既に羈縻支配が終わっていれば、権力は天武の手中にあり、全く違う物語になったであろう。

 

【一般講演】

■➀唐進駐軍の羈縻支配はいつまで続いたか  ‐‐ 問題提起として ‐‐      新庄 宗昭                     
【要 旨】
壬申の乱の内実は『書紀』記事とは異なるのではないか。それは進駐軍の羈縻支配の継続を隠蔽するためには必然の修飾である。既に羈縻支配が終わっていれば、権力は天武の手中にあり、全く違う物語になったであろう。

■②7世紀から8世紀の列島における倭国から日本国への転換の詳細     阿部 周一                    
【要 旨】
白雉5年の遣唐使段階で倭国から日本国へ国体の変更が行われ倭国が「消滅」したこと、筑紫地域に倭国王権の残存勢力があり、唐との戦いの後日本国王権に代わり代表王権となったものの元明王権により否定されたとみる

■③天智紀の郭務悰外交の舞台筑紫とその意味するもの           大墨 伸明                               
【要 旨】
「倭国から日本国へ」は一般に国名変更とされるが、『旧唐書』は「日本国は倭国の別種」とし、日本が併せたとする。天智紀外交をはじめ、内外の「日本」表記の諸史料から、権力交替の実態と『旧唐書』の真実に迫る。

■④倭国と日本国 ---- 唐と新羅の史書から                 國枝  浩                             
【要 旨】
近畿の王権が初めて中国に遣いを送ったのは咸亨元年。
その根拠を示し、唐と新羅の史書に記載された日本国記事の真実に迫る。
はたして日本の由来、倭国と日本国の関係などはこれらの史書から明らかになるのか。

■⑤「倭国」から「日本国」へ最初の論点                 黒澤 正延
【要 旨】
白村江の戦いの敗戦がもたらした九州王朝の存立への影響。
新たな視点から日本書紀を精査すると,九州王朝は701年までは存続していなかったことが読み取れる。

 

【パネルディスカッション】

 中村修也、谷川清隆、大墨伸明、
 新庄宗昭、阿部周一、國枝浩、黒澤正延、橘髙修(司会)

■スケジュール

第1日目 11月11日(土)11:30から受付後昼食
13:00~13:10 開会
13:10~16:10 特別講演(中村修也先生)・ディスカッション
16:20~17:05 「古田武彦記念古代史セミナー2024」がめざすもの
(大墨伸明委員)
17:10~17:50 一般講演➀新庄宗昭氏
17:55~18:05 写真撮影
18:30〜 夕食・情報交換会(会場参加者のみ)
第2日目 11月12日(日)
09:00~10:30 基調講演(谷川清隆委員)
10:40~11:20 一般講演②阿部周一氏
11:25~12:05 一般講演③大墨伸明氏
12:05~13:00 昼食
13:00~13:40 一般講演④國枝浩氏
13:45~14:25 一般講演⑤黒澤正延氏
14:25~14:35 休憩
14:35~16:35 パネルディスカッション・質疑応答
16:35~16:45 閉会・解散

■古田武彦記念古代史セミナー実行委員

荻上 紘一(委員長)
大越 邦生
大墨 伸明
橘髙 修
谷川 清隆
西坂 久和
畑田 寿一
冨川 ケイ子
和田 昌美

■お問い合わせ

公益財団法人 大学セミナーハウス セミナー事業部
〒192-0372 東京都八王子市下柚木1987-1
TEL:042-676-8512(直)FAX:042-676-1220(代)
E-mail:seminar@seminarhouse.or.jp
URL:https://iush.jp/