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教育研修の最適な場

私が初めて大学セミナーハウスを知ったのは、大学の先輩教員(故村上泰治先生)から千人会に誘われた、30代のことでした。
その後、日本心理臨床学会の教育・研修委員長を務めるようになって、理事長河合隼雄先生が若手会員の資質向上に熱心でいらしたこともあり、全国の大学院生を対象にセミナーハウスに宿泊して研修会を開催しました。
学問の発展に意欲を燃やしていた教育・研修委員は全員、故人になられた河合隼雄先生・小川捷之先生や、新進気鋭の北山修先生も、学生たちと寝食を共にしてくださいました。
グループに分かれての、各リーダーは、大学院の助手さんたちに依頼しました。グループリーダーの方々は、今、大学教授として活躍しておられます。
学生であった参加者たちも、社会的に責任ある立場で頑張っています。

各地から集まるのに便利で、木々に囲まれ、小鳥たちのさえずりの声の聴こえるセミナーハウスは、学び合うのに最適な場所でした。
放送大学名誉教授、千人会会員
滝口 俊子