セミナー・イベント

世界の中の中国と日本-現代中国理解Ⅷ
「人事の季節」を迎える習近平政権:
リスクと課題

日程 2027年1月23日(土)~24日(日) 1泊2日
参加対象 大学生(大学院生、留学生を含む)、社会人
開催形式 対面宿泊型セミナー
定員  35 名
参加費 会員校学生9,000円、一般校学生12,000円、社会人19,000円
※学生は大学院生、学部学生、留学生、研究生を含みます。
※参加費には宿泊費・食事費、消費税を含みます。
※会員校リストはこちらへ
お支払い方法 ❶クレジットカード払い……後日お支払い用リンクをお送りいたします。
(VISA・MasterCard・JCB・AMRICANEXPRESS・ Diners Club ・Discover)
❷銀行振り込み……後日振込み先情報をお送りいたします。
会場 大学セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1)
※交通案内はこちら
申込方法 お申し込みはこちらから
「現代中国理解Ⅷ」申込みフォーム 
申込締切 2027年1月8日(金)   
主催 公益財団法人 大学セミナーハウス

【開催趣旨】

 中国共産党政権は「人事の季節」を迎えようとしています。2027年秋の党大会で習近平総書記が4期目に入ることは確実視されていますが、2030年代に想定される政権交代に向け、習近平政権という長期政権が「安定的な政権交代」を実現できるか否かが、この政権にとって最大のリスク、課題となると考えられます。対米関係を「戦術的」に安定させるべく管理しようとするのもそのためでしょう。
 ただ、経済、社会に大きな課題があることも重要です。国内需要、地方財政、不動産という三大問題が中国経済を苦しめ、市場原理が十分に働かない状況の下で構造的課題が山積しています。社会からの不満も強いものの、監視制度を整備して統制を強めている状態にあります。この経済社会面のリスクをいかに管理し、課題を克服していこうとするのか。これも大きな課題です。他方で、対米関係の管理枠組みを作ってもトランプ政権の帰趨は未知数な上、2028年1月の台湾総統選がこの「人事の季節」に重なることもあり、予断を許さない状況にあります。
 今回は、政治、経済、社会、国際関係などの分野からこの「人事の季節」におけるリスクと課題について考察を深めていくことができればと考えています。
(川島真企画委員長)

【分科会】

第1分科会
テーマ:「政治」
講 師:小嶋 華津子(慶應義塾大学法学部教授)

主 旨:第1分科会では、習近平政権下の中国において、経済・社会・外交などの諸政策が、どのような政治力学のもとで決定され、実施されているのかを考えます。中国では、なぜ科学技術イノベーションがこれほど急速に進んでいるのか。経済・社会において「内巻」と呼ばれる過当競争はなぜ生じるのか。富の再分配を進める制度の構築はなぜ難しいのか。思想・言論統制はなぜ繰り返されるのか。軍内部での汚職摘発はなぜ後を絶たないのか。そして、日中関係はなぜ改善に向かわないのか。こうした多様な問題の背後には、どのような政治の仕組みや力学が働いているのでしょうか。共産党、軍、中央・地方政府、企業、さらには世論など、多様な主体の利益関係や権力関係に目を向けながら、中国政治が動くメカニズムを内在的な視点から考えてみたいと思います。

第2分科会
テーマ:「社会」
講 師:金野 純(学習院大学国際文化交流学部教授)

主 旨:近年、国際政治でその存在感を増している中国は、今後、東アジアの地域覇権国になることができるのでしょうか。従来は軍事力の側面から語られることの多いこのテーマについて、この分科会では中国が抱える社会的制約要因から議論してみたいと思います。
 急速に軍事力の増強を図っている中国ですが、国内では少子高齢化、ピークアウトした経済成長、高い若者の失業率、留守児童などの教育問題、環境破壊など多くの問題を抱えています。本グループでは、講師が準備したコースパックに基づいて、こうした社会の諸課題についてより深く議論し、最終的にはいくつかのグループに分かれて複数の社会問題を考察することで、中国社会の持続的発展と地域覇権国化の可能性について、多様な視点から議論したいと思います。

第3分科会
テーマ:「経済」
講 師:内藤 二郎(大東文化大学経済学部教授)

主 旨:かつて「世界の工場」と呼ばれた中国経済は、大きな転換期を迎えています。不動産不況や債務問題、少子高齢化、若者の就職難など、成長の足かせとなる課題は少なくありません。一方で、EVや太陽光発電などのグリーン分野のほか、ICT、AIでも世界をリードする企業が次々と生まれ、中国発の技術や製品は私たちの身近にも広がっています。今年から始まった第15次5カ年計画は、こうした新しい産業と国内消費の拡大を成長の柱に据えています。
 本分科会では、身近なデータや事例を手がかりに中国経済の「課題」と「可能性」の両面に着目し、米中関係など国際環境の変化も踏まえながら、日本にとっての意味も含めて自由に議論したいと思います。

第4分科会
テーマ:「国際関係+台湾」
講 師:川島 真(東京大学大学院総合文化研究科教授)

主 旨: この第四分科会では、「人事の季節」を迎えようとする習近平政権がどのような対外観をもち、長期的、短期的にいかなる目標を設定し、具体的にどのような政策を実施しているのかということを考察します。果たして、対外政策の面で、中国にとっての政策のプライオリティはどこにあるのか、政策決定過程はどのようになっているのか、また課題やリスクはどこにあるのかということを考えたい方の参加を歓迎します。
 台湾については、対外政策についての考察を踏まえつつ、中国の長期的、短期的政策目標と具体的な政策などを総合的に考察し、中国にとっての台湾問題の位置や、そこにある課題やリスクについて、台湾の内部状況も踏まえて考察します。

【プログラム】

第1日目  1月23日(土)
12:00~ 受付
13:30~13:40 開会 
13:40~14:50 全体会Ⅰ 趣旨説明・基調講演(川島真先生)
14:50~15:10 事務局より案内・記念撮影・宿泊室に入室
15:10〜17:30 【分科会討論Ⅰ】
17:30~18:30 夕食
18:30〜21:00 【分科会討論Ⅱ】 
21:00~22:30 懇親会
第2日目 1月24日(日)
07:30~ 朝食・宿泊室を退室
09:00~11:30 【分科会討論Ⅲ】
11:30~12:30 昼食
12:30~15:00 全体会Ⅱ 
15:00〜15:10 総括・講師コメント
15:10~ 修了証書交付・閉会

企画委員

川島 真(東京大学大学院総合文化研究科 教授)【委員長 】
小嶋 華津子(慶應義塾大学法学部 教授)
金野 純(学習院大学国際文化交流学部 教授)
内藤 二郎(大東文化大学経済学部 教授)
 

お問い合わせ

公益財団法人 大学セミナーハウス セミナー事業部
〒192-0372 東京都八王子市下柚木1987-1
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