世界の中の中国と日本-現代中国理解Ⅵ
−習近平政権三期目の課題:自己認識と外からの目線
日程 | 2024年12月7日(土)~8日(日) 1泊2日 |
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参加対象 | 大学生(大学院生、留学生を含む)、社会人 |
開催形式 | 対面宿泊型セミナー |
定員 | 35 名 |
参加費 | 会員校学生7,000円、一般校学生9,000円、社会人16,000円 ※学生は大学院生、学部学生、留学生、研究生を含みます。 ※参加費には宿泊費・食事費、消費税を含みます。 ※会員校リストはこちらへ |
お支払い方法 | ❶クレジットカード払い……後日お支払い用リンクをお送りいたします。 (VISA・MasterCard・JCB・AMRICANEXPRESS・ Diners Club ・Discover) ❷銀行振り込み……後日振込み先情報をお送りいたします。 |
会場 | 大学セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1) ※交通案内はこちら |
申込方法 | お申込みを締切ました「現代中国理解Ⅵ」申込みフォーム |
申込締切 | 2024年11月20日(水) |
主催 | 公益財団法人 大学セミナーハウス |
【開催趣旨】
2024年、中国は依然として世界から厳しい目を向けられているが、中国国内でも様々な不協和音が生じている。脱コロナが進んでも原状回復しない経済、不動産価格の低迷による地方財政の問題、高齢化が進む中での社会保障問題、「国家の安全」の名の下での社会管理の徹底と閉塞感などがそれであり、また国際場裡においても西側先進国からの圧力が高まり、また開発途上国からもインドやトルコなどがリーダーシップを発揮し始め、また中国はロシア支援国として批判が強まっている。ただ、だからと言って習近平政権の地盤が揺らいでいるわけでも、また政策の方向性を変更しているわけでもない。それでは中国国内では何が問題とされていて、政府や社会はそうした問題をどう認識し、対処しようとしているのだろうか。この研究会では、政治、経済、社会、国際関係(外交)の四面から、3期目を迎えた習近平政権下の中国について、それぞれのチームで、また全体で議論し、考察する。その際には、日本から見た外からの視線と、中国に即した見方、考え方はどのように異なるか、ということを大切にしたい。
(川島真企画委員長)
【基調講演】
テーマ:「習近平政権三期目の課題:自己認識と外からの目線」
講演者:川島 真(東京大学大学院教授・当セミナー企画委員長)
講演者:川島 真(東京大学大学院教授・当セミナー企画委員長)
【分科会】
第1分科会
テーマ:「政治」
講 師:小嶋 華津子(慶應義塾大学法学部教授)
主 旨:この分科会では、習近平政権下で、経済政策、社会政策、外交政策が、どのような政治力学の中で決定され、実施されているのかを検討し、議論する。税制改革、少子化対策、愛国主義教育、少数民族政策、台湾政策…本分科会では、中国の将来を方向づける重要な政策を一つ選び、その政策の決定や実施をめぐって、党、軍、政府、地方、団体、企業、世論などがどのような利益関係、権力関係の下、どのような政治を繰り広げているのかを、それぞれの立場に身を置いて考えてみたい。
第2分科会
テーマ:「社会」
講 師:金野 純(学習院女子大学国際文化交流学部教授)
主 旨:この分科会では、現代中国社会が抱える諸問題と共産党による社会統治の観点から、今の中国について考えてみたいと思います。躍進/停滞など経済面から報じされる中国ですが、そこには多種多様な社会問題(人口減少と社会保障、環境破壊、民族対立、世代による政治的価値観の変化…等々)が存在しています。
本グループでは、講師が準備したコースパックに基づいて、こうした社会の諸課題についてより深く理解する機会を提供したいと考えています。最終的にはいくつかのグループに分かれて複数の社会問題を考察することで、一党独裁体制下における中国社会の持続的発展の可能性について、多様な視点から議論したいと思います。
本グループでは、講師が準備したコースパックに基づいて、こうした社会の諸課題についてより深く理解する機会を提供したいと考えています。最終的にはいくつかのグループに分かれて複数の社会問題を考察することで、一党独裁体制下における中国社会の持続的発展の可能性について、多様な視点から議論したいと思います。
第3分科会
テーマ:「経済」
講 師:内藤 二郎(大東文化大学経済学部教授)
主 旨:不動産市場の低迷が大きな要因となり、中国経済は厳しい状況が続いています。伸び悩む国内需要、少子高齢化の加速、地方経済・財政の悪化、若者の失業、長期化する米中摩擦など、経済・社会を取り巻く問題が山積しています。ただ、こうした状況に陥った原因は、必ずしも実態経済の循環要因によるものだけではなく、習政権下での政策的要因の影響が決して小さくないと考えられます。一方で、中国は先端技術を含め、いくつかの分野で国際社会でのプレゼンスを高めるなど、更なる成長余地や発展可能性も秘めています。足元の経済情勢や政策動向を確認しながら習政権の「改革」の意味や課題について考察し、中国経済の実態に迫りたいと思います。
第4分科会
テーマ:「国際関係+台湾」
講 師:川島 真(東京大学大学院総合文化研究科教授)
主 旨:この分科会では、そもそも中国の対外政策の目標はどこに設定され、そのために何をしようとしているのか、世界をどのように認識しているのかということを、長期的、短期的な観点から明確にした上で、そこでの問題点、課題などを考察する。他方、台湾統一は中国の最重要国家目標の一つだ。それは単純な外交問題ではないが、国際関係とも深く関わる課題である。特にウクライナ戦争勃発以降、国際社会の台湾問題への注目は高まっている。それでは、台湾問題は国際関係から見ていかに捉えられるのか、また台湾という主体はこの問題をどう見ているのかということを含めて考えてみたい。
【プログラム】
第1日目 12月7日(土)
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12:00~ | 受付 |
13:30~13:40 | 開会 |
13:40~14:50 | 全体会Ⅰ 趣旨説明・基調講演(川島真先生) |
14:50~15:10 | 事務局より案内・記念撮影・宿泊室に入室 |
15:10〜17:30 | 【分科会討論Ⅰ】 |
17:30~18:30 | 夕食 |
18:30〜21:00 | 【分科会討論Ⅱ】 |
21:00~22:30 | 懇親会 |
第2日目 12月8日(日)
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07:30~ | 朝食・宿泊室を退室 |
09:00~11:30 | 【分科会討論Ⅲ】 |
11:30~12:30 | 昼食 |
12:30~15:00 | 全体会Ⅱ |
15:00〜15:10 | 総括・講師コメント |
15:10~ | 修了証書交付・閉会 |
企画委員
川島 真(東京大学大学院総合文化研究科 教授)【委員長 】
小嶋 華津子(慶應義塾大学法学部 教授)
金野 純(学習院女子大学国際文化交流学部 教授)
内藤 二郎(大東文化大学経済学部 教授)
小嶋 華津子(慶應義塾大学法学部 教授)
金野 純(学習院女子大学国際文化交流学部 教授)
内藤 二郎(大東文化大学経済学部 教授)
お問い合わせ
公益財団法人 大学セミナーハウス セミナー事業部
〒192-0372 東京都八王子市下柚木1987-1
TEL:042-676-8512(直)FAX:042-676-1220(代)
E-mail:seminar@seminarhouse.or.jp
URL:https://iush.jp/
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