ご支援のお願い

理事長(募金委員会委員長)・館長からのメッセージ

募金の趣旨・目的 ―次の50年に向けて―

大学セミナーハウスは、2015年7月5日に、開館50周年を迎えます。先達たちは、これまでの幾多の困難を乗り越えて、開館の理念である「学生と教員が寝食を共にして学びあう場」と「国公私立の壁を越えたネットワーク構築の場」の充実と発展に努めてまいりました。さらに、大学教育の在り方に先進的方向を指示し、FD活動の定着、大学職員の役割の強化に資する各種セミナー事業を展開してまいりました。近年では、2011年に公益財団法人の認可を受け、また、現在使われていないユニットハウスをアトリエとして、加盟機関や若いアーティストに開放することを通して、アートビレッジの構築を進め、当セミナーハウスの「学生のための総合アートセミナー」に寄与し、新たなイメージ作りにも努めております。
この度は、2015年の開館50周年を契機に、次の50年に向けての礎を築くべく、日本の高等教育の展開に合わせて、大学教育の質保証、グローバル化対応、地域との連携などを視野に、新たなプログラムの展開を検討しております。特に、プロジェクトアドベンチャーを活用した体験型研修プログラムの導入を通して、研修セミナー事業を展開いたします。さらに、老朽化した食堂、フロント施設、宿泊施設、講堂、セミナー室の更新も問われています。
次の50年を見据え、長期的には、2021年に現在の借入金が終了する時点で、新たな宿泊施設を建設することを視野に、今回の50周年記念事業としては、2012年から2016年を50周年記念事業期間として、財政の許す限りにおいて、喫緊の課題である食堂棟の建設と、あわせて、既存の宿泊研修施設等のリニューアルや、豊かな自然環境を生かした敷地内の活用を図りたいと考えております。
以上、募金の趣旨にご賛同いただきまして、ご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

佐藤 東洋士 理事長

鈴木 康司 館長