主題：ＥＵの新たな試練
――英国のＥＵ離脱後のヨーロッパ――
期日：2016年9月23日（金）～9月25日（日）（2泊3日）
会場：大学セミナーハウス
対象：大学生
講師：フランチェスコ・フィニ氏（駐日欧州連合代表部公使／副代表）
参加者数：90名
▷第5回EUセミナー開催要項

内容：
　今回のＥＵセミナーは、ＥＵの現状を複眼的に考察し、ＥＵがどのように新たな試みがなされようとしているかを議論することがねらいであった。
　セミナーの参加者は、事前に「EU経済と連帯」、「EUの域内格差と地域政策」、「ＥＵの移民･難民―シェンゲン圏と法―」、「ＥＵ市民社会の連帯とリスク」、「テロと排外主義」の5つの分科会ごとに提示された課題を調べ、参考文献を読んできたうえでセミナーに参加した。
　セミナーは、分科会講師によるパネル・ディスカッションからスタートし、2日目のＥＵ副代表のフランチェスコ・フィニ氏による特別講演を挟んで、最終日の全体会まで、2泊3日にわたる活発な討論が展開された。
　まず初日のパネル・ディスカッションでは、全参加者が他の分科会の課題も理解したうえで各分科会の課題を議論できるように５つに分かれた分科会の講師によるパネル討論が行われた。
　2日目の午後に行われた特別講演「ＥＵの現状と課題」は、分科会で浮かび上がったさまざまな疑問を駐日代表部の副代表に直接投げかけることができる貴重な機会となった。
　3日目最終日の総括討論では、学生たちによって3日間にわたって行われた各分科会の討論内容が簡潔に要約され、他の分科会の学生とそれぞれの課題が共有された。参加者からは、「さまざまな考えをもつ方々と議論ができたので参加してよかった。」、「EＵに関する多くの知識・情報を獲得できたばかりか、他大学の学生と語り合えたことはこれからの学びに大きな刺激になった。」などの感想が寄せられた。