利用者の声

早稲田大学 創造理工学部建築学科 様

利用者  早稲田大学 創造理工学部建築学科
利用期間 2016年5月28日(土)~5月29日(日)
利用内容 新入生オリエンテーション
利用施設 (研修)さくら館セミナー室A・講堂等、(宿泊)さくら館

利用者の声

建築学科では、大学に入って間もない新入生に対し身体を通して「建築の考え方」を実践的に学ぶオリエンテーションを行ってきました。本オリエンテーションは、建築学科1年生の授業「建築表現Ⅰ」の一環として行われているものです。なお、「建築表現Ⅰ」では、1年生に必要な素養として「建築の世界に入る第一歩としてはまず、立体物を正確に把握する能力が重要である」と捉え、早稲田大学西早稲田キャンパスの観察とデッサン等を行うと共に内外の代表的な建築物のトレースを通じて製図方法の基礎についても学び、都市的なスケールの観察を通して地域に固有の歴史風土を理解する視点の涵養を目指しています。

今年度のオリエンテーションの課題は、『大学セミナー・ハウスの「ディテール」を感じ、描き「ことば」にする』と定めました。八王子セミナー・ハウスは設計者である吉阪隆正による幾多の名建築の中でも、その誕生の経緯や出来上がった空間のユニークさにおいて際立ったものです。新入生は敷地内を踏査して様々な建築的ディテールを探しだします。そこからインスピレーションを得て絵として描き起こすとともにその本質を解釈したことば(文章)を紡ぎ、1枚の大きな紙の上に表現する、というものです。

1日目は午前中にグループ毎にセミナー・ハウスに集合し、初めて見る敷地を散策しました。学生達には事前に授業内で課題内容やセミナー・ハウスの詳細図面を配布していますが、実際に見たディテールとの差異を感じとる所から課題は既に始まっているのです。午後に吉阪先生の元で実際に働かれていた講師の先生方のレクチャーなどを受け、改めて自分たちの考えをまとめ直していきます。指導係として付き添っている大学院生のアドバイスを得ながら、絵とことばの関係性に迷った時はすぐに実物を見に部屋を飛び出して現場で考える、そんな試行錯誤の繰り返しを経て最終的に何枚もの大きなプレゼンテーションが出来上がりました。

2日目は朝9時より全18グループの発表を行い、講師および教員の講評後の投票により優秀賞を決定し、上位3グループへ表彰と記念品の贈呈を行いました。審査のポイントは提案のコンセプトの強さや表現の魅力などです。まだお互い良く知らない学生たちが初めて取り組むグループ課題でもあり、メンバーがバラバラに作業してしまうグループも出てしまう中で、全員で一つの目標に向かって作業を行っていたグループが高い評価を得ることになりました。

建築とは社会に対し向き合っていくものであり、そこには多くの人達が関わっています。建築学科に入学し、新しい友人や学問に日々触れながら過ごしている初々しい学生達が、集団での学外活動を通じて建築のより多くの可能性を想像できる場となったことが期待されます。

昨年度に引き続き、今年度も無事にオリエンテーションを開催できた事を感謝申し上げますと共に、今後もこの素晴らしい環境の中で継続して開催できることを建築学科一同願っております。
 
早稲田大学創造理工学部建築学科 主任 前田寿朗

研修の様子

ガイダンス

▲ガイダンス

敷地内ディテール散策

▲敷地内ディテール散策

課題制作

▲課題制作

課題制作

▲課題制作

作品発表

▲作品発表

作品発表

▲作品発表

講評

▲講評

表彰

▲表彰

集合写真

▲集合写真