セミナー・イベント

第3回EUセミナー
「新段階を迎えるEU―銀行統合、欧州デモクラシー、安全保障―」

実施報告

実施日 2014年9月19日~21日
会場 大学セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1)
※交通案内はこちら
主催 公益財団法人大学セミナーハウス
共催 東京外国語大学国際関係研究所
後援 駐日欧州連合代表部

趣旨

ユーロ危機を乗り越えたEUは新たな段階に向かっている。ユーロ圏の財政危機の経験はEUの深化を一層進めることになった。銀行同盟はその一つの端緒であるが、実際にはその先行きは容易ではない。同時に、本年五月の欧州議会選挙にみる極右ポピュリズムの勢力拡大はデモクラシーの実験としての欧州統合やEUガバナンスにとって大きな試練となる可能性もある。リビア・マリへの欧州諸国の介入は、近隣政策とその具体的なひとつの表現としての共通防衛政策の難しさを露呈させた。そしてEUへの加盟プロセスを発端とするウクライナ問題は、EUの近隣政策ばかりか、米欧関係・エネルギー・地政学的な大国間関係の課題を内包する。ウクライナ問題は安全保障面でのグローバルイシューとして世界のコミットすべきテーマである。新しいテーマに直面しつつ、次のステージを模索するEUの今日についてみんなで考えてみよう。

参加状況

未集計

講師兼企画委員

委員長・東京外国語大学大学院 総合国際学研究科 教授/渡邊 啓貴
青山学院大学 国際政治経済学部 教授/押村 高
東洋英和女学院大学 国際社会学部 教授/小久保 康之
中央大学 経済学部教授/田中 素香
一橋大学大学院 法学研究科 教授/中西 優美子
立正大学 経済学部 教授/蓮見 雄
早稲田大学 政治経済学術院 教授/福田 耕治