セミナー・イベント

テーマ:「With/Afterコロナ時代のアクティブ・ラーニング」、開催日:8月29日(日)~31日(火)、コロナ緊急事態宣言中ですのでオンライン開催に変更いたします。

1、開催要項

期日 8月29日(日)~31日(火)3日間
対象 国公私立大学で授業を担当する新任教員の方(年齢不問)
定員 35名
開催形式 Zoomを用いたオンラインセミナー
参加費 ・大学セミナーハウス協力会員校教員 10,000円
・ネットワーク多摩会員校教員 15,000円
・一般校教員 20,000円
会場 ・Zoomミーティングルーム
申込方法 このセミナーへご参加のお申しみは、受付終了いたしました
申込締切 8月19日(木)
主催 公益財団法人 大学セミナーハウス
共催 公益社団法人 学術・文化・産業ネットワーク多摩
●当法人は新型コロナ感染症対策として様々な取り組みを行っております。
 詳しくはこちらをご覧ください。

2、開催趣旨

コロナ禍は、遠隔授業への移行を通して、大学教育におけるICTの活用とデジタル化という地殻変動を決定づけました。他方、近年の大学教育では、知識や技能の修得とともに、分野や立場の違いを超えて他者と協働できる知性を育むことが求められるようになりました。また、激しい変化の時代を豊かに生き、社会に参加し、貢献していく能力の基盤となるような、学び続ける姿勢や力を培う教育も切実に希求されています。これらは、コロナ禍によっても変わることはなく、むしろその重要性は増すばかりです。
こうした期待と要求に応えるべく大学教育に導入されたアクティブ・ラーニングは、導入から量的な拡大という段階を経て、質的深化が問われる時代となりました。コロナ禍によりICTの活用とデジタル化が一気に始まったのは、まさにこのタイミングだったのです。この不可逆的な地殻変動が今後も急速に進んでいくなかで、そのポジティブな可能性を引き出しつつ、さらにアクティブ・ラーニングの質的深化を目指していく必要があります。
そこで、第11回新任教員研修セミナーでは、with/afterコロナ時代にあって、対面かオンラインかを問わず、アクティブ・ラーニングを円滑かつ効果的に実施する上で不可欠な相互理解や人間関係の構築に始まり、発達障害などの困難を抱えた学生への対応に至るまで、アクティブ・ラーニングの基礎、理論、デジタルテクノロジーを活用したファシリテーション、事前の授業設計、様々な実践実例などを体験的に学び、参加者がそれぞれ担当する授業を質的に深化させる機会を提供します。参加者と講師陣、そして参加者どうしの熱い対話は、現場の実践者の視点から新たな大学教育のあり方を探り、創造していく上で、貴重な機会になることでしょう。
大学セミナーハウスは、大学教員相互の交流を図ることによってわが国の大学教育の向上・発展に寄与することを目的としており、今年度も学術・文化・産業ネットワーク多摩との共催で国公私立大学の枠を越えた本セミナーを企画しました。みなさまのご参加を心よりお待ちしております。(運営委員長 菊地 滋夫)
 

3、セッションタイトルと要旨

 *セッション1は対面のプログラムですので、中止いたします。
 
*セッション2~セッション9はプログラム通りに行います。

【セッション1】……アクティブ・ラーニングに向けた関係性作り
 ※Zoomでは参加できません
佐藤順子(SPAファシリテータ )

【セッション2】……行動変容を目指す体験学習型アクティブラーニング
諏訪茂樹(東京女子医科大学統合教育学修センター准教授)
要旨:学生同士が交流をはかり、新たな態度や行動を身につける学習方法として、体験学習型のアクティブラーニングがあり、それはグループダイナミクスの創始者であるK・レヴィンによる実践的な実証研究を基礎としている。本セッションでは、相互理解を深めながら多様性を受容する「価値交流学習」と、互いの強みを活かして弱みを補い合う「カンファレンストレ―ニング」について、教室やZoomオンラインでの進め方をご紹介する。

【セッション3】……多様性が活きる学びを目指して
菊地滋夫(明星大学学長補佐・人文学部教授)
要旨:発表者の授業における失敗の歴史を振り返るとともに、試行錯誤しながら取り組んできたアクティブ・ラーニング型授業を紹介し、その過程で気づかされた「多様な学生が助け合い、支え合いながら、能動的に授業に参加すること」の意義について、今日の高等教育の課題を踏まえて論じる。また、withコロナ期におけるいくつかの実践例を参加者のみなさんと共有し、afterコロナ時代の学びのあり方を展望する手がかりとしたい。

【セッション4】……大学生の育った環境、受けてきた教育−「高大接続」の視点から−
藤井恒人(東京農工大学グローバル教育院教授)
要旨:今年の大学1〜4年生の多くは1999年〜2003年生まれである。いわゆる“Z世代”の彼らが育った環境、受けてきた教育を、この間に起きた出来事、世相の移り変わり、学習指導要領の変遷、入試制度の多様化など様々な角度から概観する。学生、保護者の行動、思考の特徴を共有し、大学教員が接する際に留意すべき点を参加者のみなさんといっしょに考えたい。

【セッション5】……アクティブ・ラーニングの理論と実際
福山佑樹(関西学院大学ライティングセンター准教授)
要旨:アクティブ・ラーニング(AL)は高等教育において定着してきている。しかし、ALを効果的に実施するためには、ALが求められるようになった背景など、その基本的な考え方を理解することが大切になる。本セッションでは、ALの理論と文理それぞれの実践例を紹介し、さらにwith/afterコロナ時代でもALを効果的に授業に取り入れるためのヒントを提供する。

【セッション6】……デジタルファシリテーションによって出現する参加型社会
田原真人(IAF JAPAN理事、参加型社会学会発起人、デジタルファシリテータ)
要旨:Covid-19によって、私たちのコミュニケーションは、対面とオンラインとを組み合わせたハイブリッド環境へと拡張した。この拡張された環境では、トップダウンで管理するやり方は機能せず、参加者の主体的な活動を促進するデジタルファシリテーターの役割が重要になる。一人ひとりの意志による行動によって、学びがアクティブ・ラーニングへと転換し、組織は自律分散型組織へと移行し、参加型社会が出現する未来を展望する。

【セッション7】……アクティブ・ラーニングを機能させるための半期の授業設計・1コマの授業設計
榊原暢久(芝浦工業大学教育イノベーション推進センター教授)
要旨:授業の目的を達成するようにアクティブラーニングを機能させるには、事前の授業設計が必要です。半期の授業設計部分では、授業の到達目標を確認し、その評価方法、授業方法、授業外学修課題について考えていきます。1コマの授業設計部分では、発問を取り入れた1コマの授業構成について考えていきます。

【セッション8】……オンデマンド授業の形式と実践方法のいろは
伏木田稚子(東京都立大学大学教育センター准教授)
要旨:オンデマンド授業とは、テキスト、スライド、音声、動画等のコンテンツをオンラインで公開し、学生が自分のペースで学習する非同期型授業を指す。本セッションでは、知識活用を目標とするオンデマンド授業について、a) スライドに音声を記録した動画教材の作成、b) 学内のeラーニングシステムやクラウドサービスでの公開、c) 教材に関連した課題の設定と評価,の3ステップに分けて実践方法を思考する。

【セッション9】……困難を抱える学生の理解のために―with/afterコロナ時代の学生支援―
村山光子(明星学苑府中校事務長)
要旨:2020年度の大学・短大への進学率は過去最多の58.6%であり、進学率の高まりとともに多様な学生が大学等へ入学している。本セッションでは、こうした学生の中でも近年増加傾向にある発達障害を中心とする困難を抱えた学生に必要な with/afterコロナ時代の支援について検討する。大学卒業後の就職等進路選択を念頭においた支援についても参加者の皆さんと考えたい。

4、プログラム

❖第1 日目 8 月29 日(日)❖
 15:10 ~ 15:20  開会・趣旨説明
 15:20 ~ 16:50 【セッション2】
 17:00 ~ 18:00 【セッション3】
 18:10 ~ 18:55  情報交換会1
 
❖第2 日目 8 月30 日(月)❖
  9:00  ~ 10:30 【セッション4】
 10:40 ~ 12:10 【セッション5】
 12:10 ~ 13:00  昼食
 13:00 ~ 14:30 【セッション6】
 14:40 ~ 18:10 【セッション7】
 18:10 ~ 18:55  情報交換会2

❖第3 日目 8 月31 日(火)❖
   9:00 ~ 10:30 【セッション8】
 10:40 ~ 12:10 【セッション9】
 12:10 ~ 12:30
  修了証授与・閉会の挨拶・記念撮影

*記念撮影はZoom画面で撮りますが、支障ある方は事務局にお知らせください。

新任教員研修セミナー運営委員会

菊地滋夫 (委員長 明星大学学長補佐・人文学部教授)
諏訪茂樹 (東京女子医科大学統合教育学修センター准教授)
福山佑樹 (関西学院大学ライティングセンター准教授)
藤井恒人 (東京農工大学グローバル教育院教授)
伏木田稚子 (東京都立大学大学教育センター准教授)

お問い合わせ

公益財団法人 大学セミナーハウス セミナー事業部
〒192-0372 東京都八王子市下柚木1987-1
TEL:042-676-8512(直)FAX:042-676-1220(代)
E-mail:seminar@seminarhouse.or.jp
URL:https://iush.jp/
 

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