セミナー・イベント

現代中国理解セミナー「世界の中の中国と日本ー現代中国理解Ⅲ」
2020年12月5日(土)~6日(日)

募集要項

期日 2020年12月5日(土)~6日(日) 1泊2日
対象 大学生(大学院生、留学生を含む)、社会人
定員 40名
*例年より参加者人数を縮小しました。
*「三密」を回避するための措置として宿泊室は全員シングルご利用で、全体会場や分科会会場の席を一定の間隔をあけます。
参加費 大学生(一般校)7,000円、大学生(会員校)6,000円、社会人10,000円
*参加費には宿泊、食事、受講費、消費税を含みます。
会場 大学セミナーハウス(東京都八王子市下柚木1987-1)
※交通案内はこちら
申込方法 お申込みはこちらから
申込締切 11月25日(水曜)
主催 公益財団法人 大学セミナーハウス
●当法人は新型コロナ感染症対策として様々な取り組みを行っております。
 詳しくはこちらをご覧ください。

開催趣旨

 現代中国理解セミナーも三度目を迎えます。2020年の新型肺炎の世界への感染拡大は、以前のSARSとは異なる様相を見せています。これはこの十数年の中国の変容を物語るものとなりました。この世界史的な感染拡大は中国、そして世界に何をもたらすのでしょうか。周知の通り、感染拡大前から米中対立が進んでいました。その背景には世界秩序をめぐる相克や、覇権をめぐる対立があります。中国は、2049年にアメリカに追いつくという目標を設定しましたが、今回の新型肺炎のこともあり、その道のりは平坦ではありません。では、現在、そしてこれからをどのように考えればいいのでしょうか。それは単に中国の対外政策を見ているだけでは足りません。特に重要なのは中国国内の状況です。政治はもちろんのこと、共産党政権が正当性の根拠としている経済や科学技術のありよう、そして統治される側の社会について考察することが必要でしょう。班に分かれて多様な中国について考察し、日本の中国との関わりについても議論できれば幸いです。
(セミナー企画委員長 川島 真)

第1分科会
「中国が追求する統治秩序とは」
講師:小嶋 華津子(慶應義塾大学教授)

 コロナ禍は、習近平政権が推し進めてきた集権的統治の功罪を浮き彫りにしました。言論統制や硬直的制度による初動の遅れが内外の非難を掻き立てる一方、習近平政権は、公権力による秩序形成、ビッグ・データの積極的利用などが危機対応に効果的であるとの自信を深め、独自の統治モデルを一層強力に追求しようとしています。本分科会では、中国の追求する統治秩序とはどのようなものなのか、それがコロナ後の世界にどのような影響を与えるのかを議論できればと思っています。

第2分科会
「現代中国における社会変容」
講師:金野 純(学習院女子大学准教授)

 この分科会では、中国の国家と社会の関係に着目しながら、中国社会の現状と今後について考えます。コロナ問題は一党独裁体制下の社会管理の問題点を浮き彫りにし、香港のデモは中国共産党が進める法治と自由な社会の間に矛盾があることを示しました。さらに、こうした個別問題とは別に、急速な少子高齢化や情報技術革新による巨大な社会変容も起きています。この分科会では、中国社会の現状と行方について多面的に考察します。

第3分科会
「中国経済と新たな技術革新」
講師:内藤 二郎(大東文化大学学長・教授)

 新型コロナウイルス感染症の直撃により、世界の経済、社会は一変しました。中国も、国内では構造改革がむしろ後退しているようにさえみえ、一方、対米関係においても先が見通せないなかで、大きな打撃を受けています。中国経済は第1四半期の成長率が-6.8%と大きく落ち込み、世界経済の低迷が今後さらに大きなリスクとなることは避けられません。各国で自国第一主義が広がり、経済の保護主義化が懸念され、政府と市場の関係が大きく問われています。コロナ禍により一気に炙り出された、中国、そして世界を取り巻く問題について、中国の経済情勢や政策動向、さらに国際戦略などに注目しながら一緒に考えたいと思います。
 

第4分科会
「中国の対外政策と世界の眼」
講師:川島 真(委員長・東京大学大学院教授)

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中で、中国の対外政策はよりその特徴が明確になった面があります。20205月の全国人民代表大会の政府工作報告では、人類運命共同体を目指すことが再び明記されましたが、同時に国連や国際法を支持することが示されました。これは、アメリカの安全保障網や西側の価値観を支持しないということでもあります。米中対立が激化する中、中国ではアメリカの覇権が次第に世界から後退し、中国が世界秩序を形成する側に回るという言説も見られるほどになりました。では、一帯一路などの中国の対外政策は具体的にどのようなものなのだろうか。そして、それにはどのような評価がなされているのか。国内の政治経済との関係や、中国の対外政策の持つ優位性と課題の双方に注目しながら考えてみたい。

開催当日プログラム
(一部変更する場合があります。)

第1日12月5日(土)  
12:00~ 受付 (講堂)
13:30~13:45(15) 開会
○大学セミナーハウス館長挨拶
○企画委員長趣旨説明
(〃)
13:45~15:15(90) 全体会Ⅰ 基調講演(川島真先生) (〃)
15:15~15:25(10) 全員写真撮影・ティータイム (〃)
15:25~18:00(155) 分科会討論1
(各分科会での「問題設定」について)
(各セミナー室)
18:00~19:00(60) 夕食 (やまゆり)
19:00~20:30(90) 全体会Ⅱ
(分科会での「問題設定」の報告会)
(講堂)
20:30~22:30(120) 懇親会 (大学院セミナー館)
 
第2日12月6日(日)  
8:00~9:00(60) 朝食
*食堂は7:30からオープン
(やまゆり)
9:00~12:00(180) 分科会討論2 (各セミナー室)
12:00~13:00(60) 昼食 (やまゆり)
13:00~14:20(80) 全体会Ⅲ
分科会討論結果発表(各20分)
(講堂)
14:20~15:00(40) 総括・講師コメント・ (〃)
15:00 修了証書交付・閉会 (〃)

現代中国理解セミナー企画委員

川島 真【委員長 】(東京大学大学院総合文化研究科 教授)
小嶋 華津子(慶應義塾大学法学部 教授)
金野 純(学習院女子大学国際文化交流学部 教授)
内藤 二郎 (大東文化大学学長・ 教授)

お問い合わせ

公益財団法人 大学セミナーハウス セミナー事業部
〒192-0372 東京都八王子市下柚木1987-1
TEL:042-676-8512(直)FAX:042-676-1220(代)
E-mail:seminar@seminarhouse.or.jp
URL:https://iush.jp/