セミナー・イベント

第2回アメリカセミナー「転換期のアメリカ未来を探る」10月3日にオンラインで開催します。

期日 2020年10月3日(土)
対象 大学生(大学院生、留学生を含む)、社会人
定員 60名(先着順)
参加費 大学生無料、社会人3,000円
会場 Zoomミーティングルーム
*開催前日10月2日にZoomへのアクセス・アドレスをメールにて送付させていただきます。
申込方法 *お申込みはこちらから
申込締切 9月30日(水)
主催 公益財団法人 大学セミナーハウス

プログラム(時間割)

10月3日(土)
  9:25~ 入室の受付
10:30~ 開会
10:40~11:40 全体会1(パネルディスカッション)
11:40~13:00 休憩・ランチ(フリータイム)
13:00~15:00 分科会(ブレイクアウトルーム)
15:00~16:00 全体会2(各分科会結果発表・知の共有)
16:00 閉会
●当法人は新型コロナ感染症対策として様々な取り組みを行っております。
 詳しくはこちらをご覧ください。

開催趣旨

 2020年、米国で新しい大統領が選出される。これまでアメリカは「リベラルな世界秩序」の盟主を自負し、その関与の度合いやあり方に濃淡はあったものの、世界秩序への関与そのものを放棄することはなかった。
 しかし、2016年に大統領に選出されたトランプは、「米国第一」を掲げ、気候変動対策のためのパリ協定など、様々な多国間協調枠組みに背を向け、露骨に国益を追求してきた。民主主義や人権など、従来アメリカ外交が-その実践には数々の欺瞞があったにせよ-目標として掲げ続けてきた価値観にも、トランプは関心を持っていない。国内でもトランプ政権は、報道の自由や人権、三権分立など、憲法が定めるところの基本的な価値をさまざまに蹂躙している。
 トランプのような大統領を誕生させたアメリカでは、何が起こっているのか。2020年の大統領選はどうなるのか、その結果次第でアメリカの政治や外交は軌道修正されていくのか。それとも「米国第一主義」は、トランプ一個人のものではなく、より構造的なものなのか。市民、国際社会、同盟国である日本は、アメリカと今後、どう向き合っていくべきか。
 アメリカのいまを知りたい人のみならず、世界秩序と地球の行方に関心を持つ人の参加を広く歓迎する。
(企画委員長 三牧聖子)

第1分科会「『普通の国』アメリカ-例外主義の終わり?」
講師:高崎経済大学経済学部国際学科准教授 三牧聖子

第1分科会主旨

 建国以来、アメリカと世界との関わりあいを特徴付けてきたのは、利己心を捨てられない諸国家とは異なり、アメリカは普遍的な理念を追求する「例外」国家だという自意識であった。こうした意識を背景に、20世紀のアメリカは軍事力、経済力、他国をひきつけるソフト・パワーで他を圧倒し、国際秩序の盟主として振る舞ってきた。しかし2020年の今日、アメリカに広がるのは、アメリカも他国と変わらない「普通の国」であり、自国の問題に専念すべきだという内向き志向である。分科会では、「アメリカの世紀」と呼ばれた20世紀を概観した後、傷ついたアメリカのいま、アメリカの向かう将来について議論する。
 

第2分科会「気候変動問題とアメリカ」
講師:創価大学法学部教授 前田幸男

第2分科会主旨
 トランプ大統領は、温室効果ガス削減を誓ったパリ協定からの離脱を高らかに宣言した。他方でこうした動きに州レベルでの反発もあり、国と州の緊張が高まっている。当分科会では、こうしたトランプ政権のエネルギー政策の是非についての議論を糸口としつつ、アメリカで発生している異常気象(山火事や大寒波など)が、決して旧約聖書の再来ではなく、人間の振る舞いの集積の結果として発現していること、そして、こうしたアメリカ的な豊かさがどのような犠牲の上になり立っており、さらにはそうしたあり方をどのように変革できるかについて考える機会とする。

第3分科会「アメリカ現代思想の世界展開」
講師:高千穂大学経営学部教授 五野井 郁夫

第3分科会主旨

 いわゆるGAFAと呼ばれる4大インターネット企業を生み出し、ポピュリズムから#MeTooや#BlackLivesMatter運動の震源地になったアメリカ。それらの思想はどこから来て、今後どこへ行くのか。本分科会では、ポピュリズムやフェミニズムの現在、ポリティカルコレクトネスの「リベラル疲れ」の問題、エコロジーやベジタリアンなどとヨガなどのマインドフルネスの隆盛、カウンターカルチャー由来のシリコンバレー的なインターネットの思想の行方まで、アメリカから始まり世界に普及した考え方の現在と今後の世界政治に及ぼす影響を、受講生とともに考えてみたい。

第4分科会「米中対立に翻弄される東アジア――香港、北朝鮮、台湾、そして日本」
講師:朝日新聞社編集委員(外交・米中関係担当)
   ・北海道大学公共政策学研究センター研究員 峯村健司

第4分科会主旨
 現在、東アジアの国際秩序は、大きな変化のなかにある。反政府デモで混乱を極める香港。香港で起こっていることへの危機感から、総統選で蔡英文が圧勝した台湾。南北融和と非核化への機運が生まれたかのように思われたものの、現在は膠着状態に陥っている朝鮮半島情勢。本分科会では、講師がアメリカ、中国での取材経験から得た知見を生かしながら、米中両大国の覇権争いは東アジアに一体どんな影響を与えているのか、そこで日本のとるべきポジションについて検討したい。

アメリカセミナー企画委員

三牧 聖子(企画委員長・高崎経済大学経済学部国際学科准教授)
前田 幸男(創価大学法学部教授)
五野井 郁夫(高千穂大学経営学部教授・国際基督教大学社会科学研究所研究員)
高木 徹(NHK国際放送局編成・コンテンツ制作部チーププロデューサー)
峯村 健司(朝日新聞社編集委員 外交・米中関係担当)

お問合わせ

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